めまいについて

「めまい」は、自分や周囲がぐるぐる回っているように感じたり、ふわふわと浮いているように感じたりする症状の総称です。
「めまい」は、内耳や脳、心因性などさまざまな原因で起こります。「めまい相談医」は内耳だけではなく、脳やその他めまい全般に対して正しく診断し、適切に治療することが可能です。
めまいを起こす原因で一番多い良性発作性頭位めまい症は、頭位・頭位変換眼振検査を行わないと診断ができません。根本的に改善させるためには、原因となっている耳石を元の場所に戻す耳石置換法が必要です。
また、慢性めまいを起こす原因で一番多い持続性知覚性姿勢誘発めまいは、脳の働き方の変化が原因とされ、新潟大学耳鼻咽喉科が作成しためまいの問診票を用いて診断します。治療には内服(選択的セロトニン再取り込み阻害薬、漢方薬)、前庭リハビリテーション、認知行動療法を行います。
その他、めまいを起こす疾患は多岐にわたり、それぞれの疾患で診断法や治療法が異なります。めまいでお困りの方は、どうぞお気軽にご来院、ご相談ください。
なお、予約は必要ありませんが、診療には1時間ほど必要なことがあります。時間に余裕をもっての受診をお願いいたします。
めまい関係の医学論文
以下は私が筆頭著者として発表しためまいに関する医学論文の一部です。めまいの診断や治療法の発展に寄与する臨床研究や症例報告が含まれています。
- 鼓室形成術および人工内耳手術後の頭位眼振所見. Equilibrium Res, 2001
耳の手術後にみられるめまい・眼振の特徴について検討しました。
- 方向交代性頭位眼振症例の検討. Equilibrium Res, 2003
方向交代性頭位眼振の臨床的特徴を報告しました。
- 下眼瞼向き眼振症例の検討. Equilibrium Res, 2003
下眼瞼向き眼振(眼球が下向きに揺れる)は通常、脳に異常がある場合にみられます。本研究ではその臨床的特徴を報告しました。
- 同一頭位で2相性眼振がみられた頭位めまい症例. Equilibrium Res, 2015
頭の位置を変えた際に、時間差で異なる眼振が出現する特徴的なめまいを報告しました。
- 耳鼻咽喉科診療所におけるめまい症例の検討. Equilibrium Res, 2015
めまい患者の診断と治療内容を検討しました。
- Persistent Down-Beating Torsional Positional Nystagmus: Posterior Semicircular Canal Light Cupula? Case Rep in Otolaryngol, 2016
後半規管の「軽いクプラ」の可能性を検討しました。
- Persistent Upbeat Positional Nystagmus in a Patient with Bilateral Posterior Canal
Benign Paroxysmal Positional Vertigo. Case Rep in Otolaryngol, 2019
上眼瞼向き眼振(眼球が上向きに揺れる)は通常、脳に異常がある場合にみられます。今回、両側の良性発作性頭位めまい症で観察されたため報告しました。
- 良性発作性頭位めまい症における懸垂頭位での下眼瞼向き垂直回旋混合性眼振. Equilibrium Res, 2019
懸垂頭位での珍しい眼振所見について詳細に観察・分析しました。
- 上眼瞼向き垂直性頭位眼振がみられた突発性難聴症例. Equilibrium Res, 2024
上眼瞼向き眼振が突発性難聴で観察されたため報告しました。
- 外側半規管型良性発作性頭位めまい症(クプラ結石症)に対する感性と重力負荷を組み合わせた治療法の効果. Equilibrium Res, 2025
外側半規管型クプラ結石症に対する新しい治療法を提案しました。
- 当院を受診した良性発作性頭位めまい症患者の前医での診療実態と課題. Equilibrium Res, 2025
めまい相談医以外が、良性発作性頭位めまい症を診療した時の課題を検討しました。
- Biphasic nystagmus in horizontal semicircular canal benign paroxysmal positional vertigo: A case report. Acta Otolaryngol Case Rep, 2026
時間差で異なる眼振が出現する珍しい眼振の機序を報告しました。




